20代限定婚活パーティーへ参加@恵比寿(後編)
元ハゲの婚活パーティー体験談【第3回】
隣に座る不二家のマスコットのような女性の喋り倒しと予期せぬアクシデントで結構ピンチな状態で本番へ…(前回はこちら)
>>今回参加中の婚活パーティーはココ
ん!?良い!可愛い女性降臨
一番目 ペコちゃん 29歳
今回の一人目、細目ペコちゃん。開始前から話していたので全く緊張感なく改めて自己紹介しトーク開始です。外見でバッサリ切ってしまったのは、第一回のバンバン・ビガロ以来でした。ビガロちゃんほどデカイ!とは思いませんでしたが、横に大きいのが苦手な俺。外見重視になってしまうのは悲しい男の性ですよね。
ペコちゃん、五項目以外全く情報がないので、先ずは仕事のことから聞くことに。理容師と書いてあるので、同じ立ち仕事として、脚中心に疲労溜まりますよねと振ると、今は睫毛エクステのお店で立ってばかりでもないのでそこまで疲れることはないとのこと。ファーストアタック、ペコの防御力の前に無効。マツエクも理容師の範疇なんだ、初めて知ったよ。
気を取り直して出身地を聞くと、まさかの俺の最寄り駅から二つ目。今も実家住みでそこから職場に通勤しているとのこと。俺が初めて一人暮らしした時がその駅近くだったので親近感が湧きました。職場は俺が高校生の時によく行った街、懐かしさも相まってその街の話で盛り上がりました。だからといってペコちゃん、アリかナシかと言われればナシだけどね。
だいぶ打ち解けたので、少しダメ出ししました。
俺「ペコちゃん(リアルでは本名+さん付けです)、他人任せにしちゃマズイですよ。プロフィール見たときビックリしたから」
ペコ「そうですよね、すみません。これ、今から記入できないですか?」
うん、無理だね。出来たとしても、もうトークタイム終了しちゃうし、今日男の方が多いから女性は休憩なしで時間ないよ。今回は授業料を払ったと思って、次回参加の時にがんばろうね。
ただ、ペコちゃん、コミュニケーション能力はかなり高いので、トークが詰まることはありませんでした。だからこそ情報まっさらは残念です。トークタイムが終了したので、お礼と、頑張ってねというハイパー上から目線の言葉を掛けてブースを後にしました。
二番目 パトラさん 27歳
アイラインがっつりメイクで、それがクレオパトラを彷彿させたので「パトラさん」と命名。今回参加の身長160cm代二人の内の一人。パッと見はギャルっぽい感じを受けたので少し身構えましたが、自己紹介すると笑顔が素敵だったのでホッとしました。
パトラさん「笑顔素敵ですね」
俺「ありがとうございます。凄く緊張しているんですが、笑顔引き攣ってないですか?」
あなたが素敵だからニヤついているだけです。パトラさんの職業は理学療法士とのこと。理学療法士?聞いたことあるような、ないような職業。簡単に言うと病院で患者さんに付き添ってリハビリを助ける人のようですね。患者さんに叱咤激励をしてリハビリに励んでもらうのはなかなか根気の要る仕事のようです。パトラ外見でそのような仕事…想像するとそのギャップに惚れてしまいそう。ごめんね、遊んでそうなイメージだったから。
パトラさんスポーツする人が好きなようで、スポーツ中心にトークしました。海、山、水中、と空以外のスポーツする俺、待ってましたと言わんばかりに話しました。
ただし、今思い返すと、これは一方的に話した感じがあります。自分の趣味聞かれると嬉しいのですが、こういったところに落とし穴が。会話はキャッチボールなので、キャッチャーミットに何球も投げ込むような一方的トークは相手を退屈させている恐れがあります。
あぁ、きっとパトラさんとはスポーツ婚で出会っていればもっといいアピールが出来ただろうに...などと考えながら次のブースへ。
三番目 ケロッピさん 29歳
ブースに入ると、そこにはマスコットキャラ的な可愛さの女性が。目がクリクリした小柄な女性、どこかで見たな〜と。あ!小さいときによく見た「ケロケロケロッピ」だ!ケロケロケロッピ知らない方、ググッてみてください。可愛らしいでしょ。
自己紹介しトーク開始。俺、相手が一人暮らしだと基本出身地を聞きます。これで話が盛り上がること多いんです。地名多く知っている人、かなり有利です。ケロッピさんに聞くと、まさかのペコちゃんと同じ駅!俺の最寄駅から二つ目。今は一人暮らしということなので、何処に住んでいるのかと聞くと、はい、俺の地元でした。こうなると放って置いても話は盛り上がります。詳細情報まで聞けます。ほぼほぼ住所まで特定出来ました。こういう情報を元にストーカーするのは止めましょう。俺を含めてね。
プロフィールに目を落とすと、自炊するとの表示が。得意料理聞くと、ハンバーグ。可愛いなこの野郎。ハンバーグの作り方を聞くと、最初から全部材料入れてこねるとのこと。ケロッピちゃん、それちょっと違うんだよね、焼くとボロボロになること多いでしょ。かなり打ち解けているので、俺が飲食業のこともあり即席料理教室開講です。内容は割愛しますが、今需要ないようなので。感動している様子でした。今度是非そのやり方で作ってみます!と。うん、そうか、俺に作ってくれ。
四番目 休み
男性の方が2名多いのでお休みです。ここで敵情偵察のため耳をそばだてることに。が、全然会話が聞こえてこない。今日の男性たちはかなり静かなようです。むしろ隣の会場の会話の方が聞こえるくらいです。ここまでの自分の内容を思い返すと、相当テンション高め。これでいいのかな。一人だけ明るい人、印象に残るかもしれないけど軽いと思われたら婚活にそぐわないですよね。もう少し抑え目でいこう。
五番目 Mさん 28歳
次は、パトラさんと同じく160cm台の女性です。今回マークしているもう一人。ブースに入るとそこには…「可愛い!良いじゃん!あら、マジですか、今日だけじゃなくて今までで一番良いぞ」。一つ前の休憩中、明るい笑い声がするなと聞いていたのですが、この見た目で明るい性格、最高やん。一分前は抑え目にしようと思ってブレーキ踏んだのですが、ブレーキオイルが切れていました。こうなったら仕方ありません、アクセル踏み込みます。
一人暮らしとなっているので、ケロッピさんの時と同じく出身地質問。首都圏の某県出身です。さらに何市か聞くと、恥ずかしそうに答えてくれました。Mさん、市までは分からないと思ったでしょ、俺高校時代の愛読書「地図帳」。妄想世界では日本全国旅行してるよ。その市に何があるか言うとMさん驚いてました。あまりにマイナーなことだと不審感抱かれるので、加減に注意です。最初の掴みは上手くいきました
そうすると次に聞くのは現在住んでいるところです。最寄り駅聞くと、良いところ住んでますね〜。家賃が高いと嘆いてましたが、そんなん当たり前だろ、そこで家賃が安かったら事故物件以外ないわ。ちょいちょいそのようなツッコミを入れていたので、それからの話題は全て夫婦漫才みたいになっていました。
このままじゃマズイ、ここは合コンじゃなく婚活パーティーだとトーンダウンを図ろうしますが、ブレーキオイル切れているのとMさんよく笑う方なので俺も調子に乗ってしまいました。一番うるさいブースだったと思います。トークタイム終わるまでテンション高い漫才でした。よーし決めた!全部終わってないけどMさん第一希望にするぞ!
最後 ペコ友 29歳
Mさんの後一回休憩を挟み、本日最後の方になりました。事前にペコちゃんから、今日は友達と参加していると聞いていて、同じ職業だったのでこの人がその友達だろうと予想していました。
お互い自己紹介すると、可愛らしい方でした。今回参加の中ではMさんに次ぐぐらいに。ただし、笑顔がない。というよりもガッチガチに緊張している様子。その緊張が伝わってきたのか俺も緊張してきました。初めて参加する時は緊張するよね、俺汗大量に出たし。
結論先書きます。はい、凄く気まずい8分間でした。なかなか会話が膨らまず、途切れ途切れ。あら、ペコちゃんと同じ職業だから理容師だよね、職業柄トークに慣れてるんじゃ…。最後の方は緊張で喋れないのではなく、生理的に俺を受け入れられないのかと思いました。ごめんね、ペコ友さん、俺の力量不足で。Mさん相手に全部出し切っちゃったのもあるし。
第一関門は突破なるか。いいなアピールタイム
スタートのブースに戻るとペコちゃんが笑顔で迎えてくれました。一緒に参加した友達を気にかけていたらしく、「私の友達どうでした?喋れていました?今日すごく緊張してるみたいで、緊張すると話せなくなってしまう子なんですよ」。うん、それは凄く伝わってきたよ、嫌われているんじゃないか?と思うくらいに。あれペコいい子じゃね?
係の人の「いいな」システムの説明を聞き、すぐに自分の中で決まっている人にいいなを押しました。Mさん、パトラさん、ケロッピさんのお三方です。Mさんは言わずもがな、考えるより先に指が動きました。パトラさんは身長高めなことと、見た目と中身のギャップ。ケロッピさんは身長こそ小さいですが、ハンバーグに惹かれました。
送信を押した後は結構ドキドキします。数十秒の待ち時間がかなり長く感じられます。果たして結果は…
Mさん、ケロッピさんからいいなが来てる!
ペコちゃんからもいいなが!
よし、自分がいいなした二人の足切りラインはクリアしたようです。まずは第一関門突破。ペコちゃん、いいなありがとう。隣の人に押してもらったのに、自分は押してないと変な罪悪感が…。
神様お願い!カップリングという名の祝福を…
「いいな」の結果が出たらすぐにカップリングタイムです。カップリングボタンを押し、名前が出てくると、予想していた通りMさんのところにはライバル多しの表示が。一方ケロッピさんにはライバル少ないとの表示。ケロッピさん意外だな、俺は結構良いと思うけどな。カップリングの確率を上げるなら、ケロッピさんを第一希望にするのも一つの手ですが、今回は「この人だ!」と思ったので迷いなくMさんを第一希望にしました。そしてケロッピさんを第二希望に、パトラさんは可能性0ですが第三希望にしました。
結果を待っている時の緊張は過去二回と比べて桁違いでした。早く結果を出してくれ!という気持ちと、いや、まだ気持ちの準備が…のせめぎ合いに。今回は結果を待っている時間は長く感じました。いや、実際長かったです。どうしたのかなと思っていると、係の人が俺のブースに。「希望の方を選んで送信を押して下さい」。ペコちゃんまだ選んでなかったんかい。暫くするとまた係の人が。ペコちゃん送信ボタン押していないようでした。いい加減人の話聞かんと不二家に送り返すぞ、と心の中でツッコミ入れた次の瞬間
Mさんとのカップリング成功!!
心の中は歓喜の雄叫びです。ランパードの強烈キャノンシュートで試合が決しました。サポーターに自分の背番号をアピっているところです。ニヤニヤいやらしい顔にならないように平静を装いつつ、iPadを伏ました。と、「おめでとうございます、良かったですね」ペコちゃんからです。人の結果覗き見したんかい。その様子だとペコちゃんカップリング出来なかったみたいだね。次からは情報ちゃんと記載しようね。
今回はカップリング成功した男性の方が先に出て、階下のエントランスで相手の女性を待つようアナウンスがありました。前回とは逆のようです。荷物をまとめ、他の男性参加者とエレベーターに乗り、階下へ。そのまま一人駅の方に向かう男性たちの背に、「俺も必死なんだ、負けられない戦いがそこにあるんだ」と。
カップリング後お食事編〜次回の約束は如何に…
俺の他に男性が一名待っていたので、今回は二組成立しているようでした。少し待っていると、女性一番手でMさんが降りてきました。先ほどあれだけ盛り上がっていたのに改めて外で会うと緊張しますね。パーティー終了が既に21時を回っていたので、時間大丈夫かなと思いましたが、食事に誘うと乗ってきてくれました。
もちろん前回駆使して上手くいった即興気になる店作戦です。カップリングした後のことも想定して、女性の評価が高い飲食店をピックアップし、「前から気になる店があって…」と提案する作戦。スマートさを演出できます。
ライバル多しの表示が出ていたので、何人からいいねが来ていたのか聞くと、ニッコリ「コンプリート」。参加男性全員から来ていたようでした。危ね〜多いだろうなとは予想してたけどまさか全員か。やっぱり美人女子に人気が集まると言うのは本当のよう。
今回参加の男性たちの職業を聞くと、税理士、大手化粧品会社の研究員やメーカーだったとのこと。職業スペックだと明らかに負け。静かな人たちが多かったようで、その男性たちの中で一際明るかったので印象に残ったみたいでした。印象だけは強烈だったみたいね、俺の名前覚えてなかったし。
この後、食事をしたのですが、過去二回はお茶だったのですが、食事の方をお薦めします。というのも、必然的に好物の話になるので次回の食事の約束が取りやすくなります。今回は、Mさんが肉が好きと分かったので、ここの店知ってる?からの、知らない行ったことない、からの、今度の休み食べに行こうよ、ということが自然と出来ます。
こんな流れで次回会う約束が取れました。行ったことなくてもお店の名前さえ知っていれば何とかなります。お互いの家族の話や、学生時代の話、今の仕事の話等を終電近くまでしていました。
一回や二回婚活パーティー参加して、全然良い人いないわと諦める人いると思いますが、三度目の正直ということがあるかもしれません。俺は三度目の正直で出会いました。それに、三回目となると心に余裕が出てくるので、相手に対する接し方も変わり、それが好印象になることも。一、二回で諦めてしまうのは時期尚早です。もう少し頑張ってみましょう。俺、四回目行きます。
今回のパーティーでカップリングしたMさんとの後日談「第3回婚活パーティー(恵比寿)指名率No1、モテ女と…」
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元ハゲ男の婚活パーティー体験談目次
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