丸の内の綺麗系OLを狙い東京ラウンジへ
元ハゲの婚活パーティー体験談【第8回】
パーティー開始、予期せぬときに出会いは転がっている!?
一人目 Aさん 32歳
今回の一番手は外見は至って普通の女性。ただし内には強烈なものを秘めていそうです。まだその片鱗しか見ていませんが。パーティーが始まる前にいろいろ話してしまったので、ネタが枯渇してしまいました。今日の目的は「丸の内OL」に出会うことです。そうなると聞くことは唯一つ
俺「Aさん、職場どちらなんですか?この辺りですか?」
Aさん「はい、すぐそこですよ、反対側です」
まさか一発目から「丸の内OL」を引き当てるとは!ただ何でしょう、「これじゃない」感は…。Aさん全然ブスじゃないですよ、至って普通です。それにトーク面白いですし。でも俺の想像する丸の内OLとは違うんです。食いつきたいけど食いつけない複雑な心境です。
俺「職場近くのパーティー大丈夫ですか?下降りたらバッタリ上司に遭っちゃったりとか。一階ATMありますし」
Aさん「それ面白いですね!そうなったら会社でネタになります。」
やっぱりこの人タフだわ。丸の内OLは聞かなかったことにしよう。Aさんのプロフィールを見ると自己PRは一行、というか15文字…。Aさんこれじゃあなたの人となりが分からないよ。いや、もうだいぶ分かったか。
得意料理に珍しいものが書いてありました。「チャーシュー」と。この一ヶ月「得意料理:ハンバーグ」は毎回見てきましたが、チャーシューは初めてです。
俺「あ、チャーシュー得意なんですか。相当自炊してますね」
Aさん「チャーシュー?その時スマホ片手にチャーシュー作ってたから、そう入力したのかもw」
俺「…」
でも、なんだかんだ得意料理でした。このあと熱くチャーシュー丼について語ってくれたので。Aさん、好きなタイプに「面白い人」って書いてるけど、あなたを超える人はなかなかいないよ。俺、超えられる自信ない。
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二人目 Bさん 28歳
一人目で楽しく話し、ようやくエンジンが温まってきました。アクセル踏み込むにはまだ早いかな。そして2番のブースに入ると…
あれ…可愛い…
目がクリクリして、はにかんだ笑顔がキュートな女性が座っていました。
このタイミングか…神様、こういう方と出逢わせてくれたことは感謝します。が、欲を言えば、タイミング一人分早いです。
席に着き、挨拶&自己紹介をすると、Bさんが少し笑い出しました。
俺「どうしました?僕の顔に何か付いてますか?」
Bさん「いえ、大丈夫です、何も付いてないです。良い笑顔なので、本当に人見知りなのかと」
俺「大丈夫です、安定の人見知りです。 それに、パーティー初参加なので緊張してます。笑顔の裏では胃痛との闘いです」
俺のテンプレ・鉄板コメントですが、掴みは上々のようです。相手がこう言ってきたら、こう返すとある程度決めておくと、どもったり、つっかえたりせずスムーズなコミュニケーションが取れるかも。ただ、もちろん響く人と全く響かない人がいるので、後は運を天に任せましょう。Bさんには響きました。
プロフィール全然読み込んでいなかったので改めて見ると、趣味は「旅行」のみ。う…旅行か〜…。これまで延べ80人弱の女性と出逢いましたが、その中で旅行話で明らかに盛り上がったのは一人だけ。あとは盛り上がらず中途半端な空気か、可もなく不可もない感じ。「旅行」は俺にとって鬼門です。せっかく掴みは上手くいったので、今回「旅行」は安定のスルーです。前門に虎がいて、後門には何もないなら後門くぐりますよね?
自己PRも特に気になることは書いてなかったので、特段質問がありません。一つを除いては。
俺「Bさん、今日は仕事終わりですか?職場はこの辺りなんですか?」
Bさん「はい、仕事終わりですが、職場は○○です」
丸の内OLではありませんでした。Aさん、職場をBさんと交換して。その後はBさんが俺の趣味に関することを質問したり、お互いの仕事の話をしたりと、あっという間の8分間となりました。席移動する際にキューピッドカード渡しませんでした。この駆け引きはなかなか難しいのです。正直欲が出ました。これが吉と出るか、凶と出るか…。
三人目 Cさん 28歳
あら、Bさんと同い年だ。今までの経験上、同い年の方が二人続く場合その二人は友達の可能性が高いです。扱いを間違えると、パーティー後に、好印象だったのが悪い印象に変わることもあり得ます。今のところ俺はBさんが気になるので、Cさんには細心の注意を払います。
挨拶して席に着くと、何となく分かりました。この人、パーティーに慣れてる。2、3回参加の方はまだ緊張感が感じられ、頑張って話そうという雰囲気があるのですが、Cさんにはそういう雰囲気はなく、冷静に相手を見る感じです。喋り過ぎてボロ出さないように注意しよう。
趣味欄を見ると、いろいろ載せてあり多趣味の方。自己PRには固有名詞を載せて質問しやすいように工夫されてました。ただ、得意料理は「ハンバーグ」。毎回一人〜二人はハンバーグが得意料理の方がいます。雑誌の婚活特集に、得意料理はハンバーグにしろ。とでもあったのか。あえて得意料理には触れません。
Cさん、都内で一人暮らしとあるので、出身を聞くと東京。これ以上は聞けない。全てを見透かされているようで、いつもの自分のペースにする事ができません。お互い仕事の話や、休日の過ごし方を話しましたが、ネタが尽きてしまいました。得意料理に話振らなきゃダメか。
俺「得意料理、和風ハンバーグですか、良いですね、お腹空いてきました」
Cさん「やっと聞いてくれましたね、ハンバーグ得意です」
いや〜、本当は触れる気なかったんだけど、時間が余っちゃったから…。と、ここでタイムアップ。何とか可もなく不可もなく終えられました。Cさんには物足りないと思うけど。
四人目 Dさん 32歳
ブースに入ると、そこにはおっとりした雰囲気の女性がいました。結構癒し系です。
お互い挨拶して自己紹介を済ますと、
Dさん「スポーツいろいろされて、かなりアクティブなんですね。あ、でもゲームも好きですか。ゲームは何をやってますか?」
俺「最近あまりやってないですが、ドラクエ10とかです。」
Dさん「ドラクエですか!?私今ドラクエ8やってますよ」
女性の口から「ドラクエ」という言葉を聞くとは思っていなかったので、驚きました。ついテンションが上がって、その後はドラクエ談議に花を咲かせました。ただ、それではドラクエの話をしに来ただけ。全然婚活パーティーに来た意味がありません。
というか、「お前はオタク婚活に参加しとけ」と言われそうなのでちゃんとその後に得意料理の話や、休日の過ごし方なども話しました。Dさん、最後までおっとり癒し系でした。
五人目 Eさん 32歳
以前も書いたのですが婚活パーティーでプロフィールカードをしっかりと書いていないと命取りです!
今回のパーティーの参加女性は自己PRしっかり書いてる人が少ないです。Eさんもまたしかり。一行だけとか、なかなかチャレンジャーです。そして趣味は「その他」のみ。これはなかなか難しい…先ずは仕事から聞こうかな。
Eさんのメーカーの営業補佐の仕事や、俺の仕事の話しで少し場を温めてから、個人的に気になる「趣味その他」に話題を振りました。
俺「趣味その他ってどういうジャンルの趣味ですか?」
Eさん「恥ずかしいんですが、漫画とアニメが好きなんです」
Eさん、その趣味は全然恥ずかしくないよ。十分市民権獲てるから堂々と書けば良いのに。それに今はオタク婚活が人気だから。
ここからはEさんの独壇場となりました。好きな漫画や、これから始まる気になるアニメなど。俺も深夜のアニメ見ることが多いのでなかなか面白かったです。Eさん、趣味:アニメ、漫画って書いてたら食い付く人もっといるよ。
六人目 Fさん 31歳
ブースに入ると、目鼻立ちのハッキリしたなかなか美人な方が。お、東京ラウンジ意外と悪くないかも。お互い自己紹介してトークスタート。Fさん、千葉県から参加なので、ここまでどのくらい時間掛かったのか聞くと「40分」。あら、俺同じ東京なのに40分。休日が平日となっているので
俺「もしかしてお仕事は不動産関係ですか?」
Fさん「そうです。よく分かりましたね」
俺「水曜は契約が水に流れるから縁起担いで休みにしているって聞いたことがあったので」
Fさん「私、そのこと会社に入ってから知りました」
お互いの仕事の話をし、ふと気になる項目が
俺「得意料理、オムライスですか。可愛らしいですね。卵をラグビーボールみたいな形にして?」
Fさん「恥ずかしながら、スクランブルエッグをライスの上にスライドさせてますw」
俺「あはは、自分も同じです。手首トントンして丸めるの憧れます」
結構グルメな面もあり、休日はよく食べ歩きに行ってると。その後はお互い何処のお店が良かったのか、何処のお店に行ってみたいなど盛り上がり、Fさんが「是非行きましょう」と言ってくれました。Bさん撃沈したら是非お願いします。
最後 Gさん 29歳
本日最後の方です。ただ、Gさんと何話したのか、ほとんど覚えていません。唯一言われて覚えているのが「俺さん、パワフルですね〜」ということです。俺そんなにパワフル全開のトークを展開したのかな。だとしたら結構ウザイ奴ですね。
さて今回のトーク成果は如何に?いいなアピールタイム
戻ってきました、最初のブースに、否、Aさんの居城に。「戻りました〜」と言って入ると、Aさんの第一声は「これ(キューピッドカード)、誰かに渡しました?」。相変わらずのマイペースっぷりです。でもAさんだと全然イラッとしません。そういう人いますよね。羨ましいです。今回も誰にも渡さなかったので、「渡すタイミング難しくて渡してないです」と答えました。
いいなアピールの時間になりました。さすがにAさんもこの頃には静になりました。少しは緊張しているんだろうな。いつものように「いいな」をタップして参加女性の名前が出てきました。三人選べるので、まず本命のBさん、そしてFさん、三人目はドラクエの話をしたDさんを選んで送信!今までのラウンジは全員分送信完了したら、すぐに結果がでたのですが、東京ラウンジは3分間しっかり時間を取ってました。ん〜焦らすね〜。
待ってる間、自分が選んで送信した人の名前が画面にずっと出ているのですが、何か違和感が。プロフィール画面をタップすると…DさんとEさんを間違えてる!Dさんだと思って選んだのがまさかのEさんをタップしていました。こんなミスは初めてです。確認しとけば良かった…。一度送信してしまうと取り消し出来ないので注意してくださいね。いいなアピールの待ち時間は二番目に緊張する時です。3分経過。結果は…
「Bさん、Fさんからいいなが来た!!」
よし、先ずは一安心です。舞台から降ろされずに済みました。Gさんからもいいなが来ていました。パワフルはGさんの琴線に触れたようです。ちなみにAさんこの間一言も発してないです。ただ、何かカリカリ書いてます。
いいなした人とのカップリングは成功するか
いいなアピール後即カップリングタイムです。第一希望にBさん、第二希望にFさんを選びました。第三希望以下は選択しませんでした。これでカップリング不成功だったらお願いします、婚活アドバイザーさん。今度はミスらないよう何度も確認してから送信。一番緊張する時がきました。何度やっても緊張します…。
「第一希望のBさんとカップリング成功!!」
満足いく結果です。突然横から声が
Aさん「カップリングしましたか?」
俺「なんとか出来ました。」
Aさん「おめでとう!これ」
お祝いの言葉とともにキューピッドカードが。連絡先書いてあります。
Aさん「今度合コンやりましょう」
何言ってるのかな?と一瞬思いましたが、面白い!と思って快諾しました。やっぱりこの人のメンタル半端ない。カップリング成功した人に、そのこと承知で連絡先渡すとは…俺も見習お。
カップリング後
パーティー終了後はほとんどの会場で男性が先に出て、一階でカップリング相手を待ちます。一階に到着してその場に留まる人と、駅に向かう人に別れます。今回は俺以外にカップリング成功した人は一人でした。凄く真面目そうな人だな。
5分ほどで女性達が降りてきました。Bさんは先頭で降りてきて、その後ろにAさん。Aさん存在感凄ぇわ。Bさんに今日のお礼を言うと、Aさんが「おつかれさま」と。いやいやAさん、このタイミングは嫌がらせですかい?バッドタイミング甚だしいよ。改めてBさんにお礼を言い、この後の予定を尋ねると、
Bさん「今日友達と参加してるので、今日はこの後一緒に帰るんです。連絡先交換してください。後日ご飯行きましょう」
少し離れたところでBさんを待っている女性が…やはりCさんでした。予測は当たっていました。BさんとLine交換し、東京ラウンジが終了しました。
まさかカップリング相手より存在感放つ人がいるとは…。
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