「お前、何連敗すれば気が済むの?wそれ、金をドブに捨ててるようなもん」
俺の事を憐れんでか、馬鹿にしてかは分からないが、4連敗の報告した後に友達に言われた言葉だ。ここで誤解を与えないようにすると、告白して失敗したわけじゃない。告白の段階すら行ってない。
紹介が遅れた。俺の名前は「モブ男」。都内のメーカーに勤めてるどこにでもいる平凡なサラリーマンだ。年齢は32歳。今回は俺の婚活パーティー体験談を紹介する。話を本題に戻そう。
婚活パーティーに出会うまで
日常の生活にあまりに出会いがないので、俺は大手マッチングアプリに出会いを求めた。マッチングアプリとは、Omiaiやペアーズ(pairs)、タップル等が代表的アプリだ。仕組みとしては、
- アプリ画面に異性の顔写真が並んでいるので、この人「いいな」と思った人に「いいね!」を送る。
- 相手にその「いいね!」が通知され、相手も「いいね!」の送り主を気に入ったら「いいね!」を返す。
- お互いが両想いの状態になりマッチング成立。メッセージのやり取りが可能になる。
というもの。
「出会い系と何が違うの?」という疑問のある人もいると思うが、実際は全く違う。
マッチングアプリでは、健全な出会い真面目に恋人を探したい人たちだけが使っているという点が一つ。
さらにもう一つ異なるのは、「Facebook」アカウントで登録する点。
Facebookアカウントを使うので「実在するマトモな人間を探す方が難しい」というのは無くなった。業者がいることはあるがそれもほとんど稀だ。
Facebookの写真以外にも、俺は友達に写真撮ってもらってその画像をアップしたり、自己紹介も練りに練って作り上げた。もちろん年収も含めて全て事実を掲載!
その甲斐あって、自分が「いいね」した相手とマッチングしたり、女性の方から「いいね」が来たりと、一時8人とメッセージのやり取りをしていた。
俺ってモテモテじゃね?と錯覚するほど。メッセージで盛り上がり、その中の4人といざ実際に会った。
その結果は…
プロフィール写真が実物と全く違う子ばかり。騙された…女の子、自撮り技術と修正テクはハリウッド映画製作陣も驚愕するレベルだわ(¬Ο¬;)ナニコノヒト
これ大手運営のマッチングアプリだよね、まともな女性はいないのかい…(´;ω;`)
マッチングアプリ体験談
ここでその4人の中でも、もはやネタ化した人物を紹介しよう。俺が三人目に会った女性だ。
その女性から「いいね!」が来たことから始まった。
いいね!の通知が来たので、送り主の女性の顔写真とプロフィールを見た。綺麗な女性なのだが、写真は自撮りで少し不安を感じた。ただ、プロフィール文は丁寧で結構印象が良かったので俺も「いいね!」してマッチングが成立。
マッチングしてからは一日1~2通ほどのメッセージのやり取りを1週間くらいした。早い人だと2、3日でLINEでのやり取りに移行するようだが、俺は結構慎重派。メッセージは丁寧だがあまりよそよそしさを感じず楽しかった。
やり取りがLINEに移行してからはスタンプを駆使出来るので楽しさ倍増になり、踏み込んだネタ(下系)でもめちゃめちゃ盛り上がったので、その勢いでお茶に誘うと相手も快諾。そしていざ当日。
改札前で待ち合わせをしていたのだが、それらしき女性が見当たらない。電話してみると、視界内の一人の女性にヒット。ん?なんか頭でかくね…?近づいてみると、電話から聞こえる声とその女性の口の動きが一致している。
ーーーーー写真と全然違う!!!
ーお茶だけの約束だから1時間半~2時間。それを耐えれば解放される!頑張れ、俺。ー
お茶する店は決まっていたので、その店へ。予約不可の人気店だったので、店の前に列が出来ていた。列に並んでいるとき色々話していたのだが、
君、事前に外食するって分かってるよね?じゃあ何故来たの?
なんとか頑張って話をつなげ、2時間経過。とうとう解放の時間だ。
会計は手切れ金の意味も込めて全額俺が出した。相手が普通の女性なら俺は全額出す主義だが。やっと解放されるとルンルン気分で駅の方に向かっていたら、
完全に油断していた…。咄嗟に帰る理由が思いつかず「あ、あ~うん、カフェはしごする?」と自ら地獄の釜の蓋を開ける暴挙。
その後、俺が解放されたのは21時。待ち合わせは14時だったから7時間の戦闘がようやく終わった。
16時以降は一方的な試合展開。ヘビー級とライト級じゃ試合にならなかった。
そして帰りの電車の中で俺はLINEブロックし、マッチングアプリでもブロックリストに入れた。使ったデート代は10,000円超。金使って、ヘビー級のサンドバッグになって…この日俺は神を呪った。
マッチングアプリは写真(最大3~4枚)とプロフィールしか判断材料がないので、見極めが本当に難しい。
俺が婚活パーティーに行った理由
4人目の報告をしたときに言われたのが冒頭の言葉だ。さすがに俺も言ったよ。
それに対して友達は
その言葉に俺は、じゃあ…ちょっと行ってみるか、と素直に反応。だって他に選択肢ないし。
ただ、俺は今までに婚活パーティーに行ったことがない。なんか「婚活」という響きがガツガツしてそうって勝手なイメージで避けてたんだよね。そうしたら、またその友達が、
なに!?「可愛い人多かった」だと?というかお前が婚活パーティー行ってたの初耳!
そいつはシャンクレールとPARTY☆PARTYというところに参加していた。両方試して、PARTY☆PARTYの方を薦めてきた。理由としては、個室でゆっくり話せるシステムなのと、参加女性の見た目レベルが高いと。
お見合いパーティーは間仕切りのない机と椅子がズラッと並んだところを忙しなく回って話して行くイメージだったので、「個室」という言葉に驚いた。
それ以上に驚いたのが、参加女性の見た目レベルが高いということ。これも勝手なイメージだが、婚活パーティーは行き遅れた女性が最後にすがるところと思っていたので、そこまでレベルは高くないものだと。
ですがその友達は、結構面食いなのでその情報は信用できる。
このような経緯で俺はパーティーパーティーの婚活パーティーに申し込んだ。
早く結論を知りたいせっかちな人のために先に書いておく。俺が経験したマッチングアプリに比べると、婚活パーティーは美人やまともな女性が参加していてまるで天国だった。
今回婚活パーティーに参加した女性の一人とカップリング成功したが、もしマッチングアプリの女性とカップリングしていたら…阿鼻叫喚、地獄の未来しか想像できない。
婚活パーティーの選定とその基準
今回俺が選んだ婚活パーティーがこれ
笑顔いっぱいの出会いをあなたに♥
≪男性30歳~35歳♥女性26歳~31歳≫笑いの絶えない関係に♥
8対8☆個室プチお見合いダブル☆》
参加人数:男性8名 女性8名
男性参加条件:30際~35歳 大卒or公務員or年収500万円以上の方
女性参加条件:26歳~31歳
男性参加費:7000円(WEB割6500円)
女性参加費:2500円(WEB割2000円)
パーティー会場:横浜ラウンジ
都内の会場はもし友達に会ったら恥ずかしいので、住んでいるところや職場から少し離れた場所を選んだ。やはりまだ婚活パーティーに対する先入観がぬぐい切れない。
女性の年齢も1歳~6歳差とちょうど良い設定だ。個人的には女性は25歳が下限。それより下の年齢の人とは何話したらいいのか分からなくなるからだ。現に俺は職場で24歳以下の女性と仕事以外で会話していない。この辺りにモテない理由がありそうだが。
お見合いパーティーに参加した友達が言うには「個室のパーティーは、フリータイムなしの一発勝負」と言っていた。つまり例えば、あの女性ともう一度話したいなと思ったら連絡先交換カードを渡して相手からの連絡を待つか、カップリングしなければならない。初参加でこれはなかなかハードルが高い…。なので「ダブル」というのを選んだ。
「ダブル」というのは、トーク回数が2回あるということ。一周目は5分間、二周目は3分間といった具合だ。何人もその日に初めて会うのだから、初めの方に話した人の印象は薄くなる可能性が高い。1回より、多少時間が短くても2回話せる方が俺個人としてはありがたい。
パーティー会場の横浜ラウンジへ
今回参加する婚活パーティーは土曜の昼過ぎに開催。
実は、俺はパーティーのシステム以外にも重視したものがある。開催の「曜日」と「時間」だ。職場の結婚適齢期の女性に、婚活パーティーに参加するとしたら「平日」か「休日」どっちを選ぶか聞いたところ「休日」を選ぶ人が多かった(5人中3人)。仕事後の疲れた顔で参加するのは気が引けるようだ。
休日に参加するとして、何時開催のパーティーが参加しやすいかさらに聞くと、13時過ぎ~16時くらいが良いと。休日の午前はせっかくの休みだから寝ていたい。18時以降になると仮にカップリングしてお茶や食事する場合、帰りが遅くなりそうで不安。
これはあくまで俺の職場の女性意見だから、もちろん当てはまらない女性もいる。一つの参考にしてくれれば。
俺はこの質問で職場に婚活パーティーに参加することが知れ渡ってしまった。いろんな人に真剣な顔で「頑張れ」って言われたし。俺ってそんなに後がない感じに見られてたんだ…。
横浜ラウンジは横浜駅西口から徒歩2分くらいのところにある。西口(地上)を出たら、左斜め前にそびえ立つ横浜ベイシェラトンホテルに隣接するビル(横浜ファーストビル)の10階だ。地下からも行けるらしいが、俺は横浜駅に詳しくないので不安だったから地上から行った。もし迷ったら申し込み後に来るパーティーパーティーからのメールに、駅から会場までの行き方が載っているので焦らず確認して。
パーティー開始30分前にPARTYPARTYの会場に到着。案内メールには20分前から受付開始となっていたが、30分前でも快く受付してくれた。パーティー会場は雰囲気が良く清潔感があり、気持ち良い。
受付の時に本人確認書類(免許証等)を見せた。年齢は正しいか、そして申し込み者本人かどうかを確認しているようだ。俺の免許証の写真は別人くらいの写真映りだから、本人と疑われたらと少し不安だった。写りが酷い方だから。
スタッフの女性に案内され、俺は2番の個室へ通された。2畳弱くらいの広さなのだが、個室と言っても扉はなく、壁も天井までなく吹き抜けとなっている。圧迫感は感じられない。
壁を挟んだ隣の個室では別のパーティーが開催していたが、注意してようやく会話が聞き取れるほど。なので壁は厚くしっかりした作りのようだ。これなら周囲を気にすることなく相手と会話出来る。
スタッフ「本日は女性様との相席スタートとなります」
個室はシートが横並びで配置されている。対面だと恥ずかしさもあり緊張するので、この横並び形式はありがたい。
席に着くときに案内スタッフからiPadを渡された。プロフィールシートみたいなものを想像していたのでこれは驚いた。今回のパーティーはiPadでパーティーを進めていくようだ。
iPadのスイッチを入れると、アンケートが始まった。「婚活を始めてどのくらいか」とか「これまでにどんな婚活をしてきたか」など7つの質問に答えた。1分も掛からない簡単なアンケートだ。
本日の参加女性プロフィール
アンケートを回答すると、画面が切り替わり今回参加する女性のプロフィールが表示された。
1番 29歳 会社員(営業) 神奈川県
2番 27歳 公務員 神奈川県
3番 30歳 栄養士 東京都
4番 27歳 公務員 神奈川県
5番 30歳 看護師 神奈川県
今回は5名の女性が参加だ。マッチングアプリだと年収は任意記載なので女性は書いていない人が多いが、婚活パーティーは真剣度が違うのか全員が年収を記載していた。今回は年収400~500万の女性が3人いたので、平均400万円といったところだ。
平均年齢は28.6歳。年齢にしては参加者の年収高いなと少し及び腰になった。
みなさんおそらくこう思われていると思います。
「何処から来て、職業は何かなんてそんなに興味ねーよ!ルックスがどうなのかが一番重要なんだよ!!」
ぐうの音も出ません。まさにその通り。俺でも一番気になるのはそこ。だから、バリバリ俺の主観で今回の参加者のルックスを紹介する。
参加女性のルックス
1番 29歳 会社員(営業)
元女子バレー日本代表の「菅山かおる」に似ている。もちろん日本代表時代のな。今回の参加女性で一番の美人だ。A~Eの五段階評定は、「B」。笑顔は「A」だ。身長160cmで体形は普通。
出典:http://blog.goo.ne.jp/luisfigo-maroon5/e/0fe80b2ed71726b2236d85e3eb1bfaef
2番 27歳 公務員
平安時代なら断トツの指名率を誇ったであろう。言うなれば「小野小町」か。如何せんその頃より1000年以上経ってしまった。雰囲気は凄く柔らかくて個人的には結構好き。五段階評定は、「C」といったところ。身長161cm体形は普通。
3番 30歳 栄養士
外見はパワータイプ。だが、凄く親しみやすさがあり、幼馴染のかーちゃんにいそうだ。子育ては完璧で子どもをめちゃめちゃ良い子に育てそう。五段階評定は、「E」。すまん、俺はパワータイプは無理なんだ。やはりスリムが好き。
4番 27歳 公務員
いたって普通。これ以外思いつく言葉がない。目はパッチリ二重だが、他可愛い・美人要件は見当たらず…。高校のクラスで可愛さちょうど真ん中くらいの影口言われないポジションにいたような女性。五段階評定は、文句なしの「C」!どちらに振れることも決してない。
5番 30歳 看護師
少し下アゴが発達しているのが気になる。さすがにアインシュタインの稲田レベルではないが、目は大きくクリクリしているのでなんとも勿体無い。五段階評定は、「D」。
以上が今回の参加女性のルックスだ。割合では、美人:2 普通:4 う~ん…:4 というところ。美人率20%と考えれば俺は高いと思う。これは役に立ったかな?
パーティー開始まで
アンケート回答直後はまだこの事実を俺は知らない。先刻に時間を戻す。
参加が5名と判明した直後は少し焦りの方が強かった。男性の参加者が上限の8人だったら、カップリングの成功確率が落ちてしまう。ちなみに男性参加者のことについては、女性に教えてもらう以外方法がない。
女性のプロフィールを見ながらこの後のトークタイムのイメトレ。ここで結構役に立つのが「自己PR」。
これは自由に記入するところなのだが、趣味や、現在どのような仕事していたり、休みの日はどう過ごしているのか書いてくれていると、この人には何の話をしてみようかなと事前に会話を組み立てることができる。しっかり書いてくれている人の方が印象良く感じる。
婚活パーティーの服装
イメトレしていると、今回の参加者がちらほら来始めた。男性の参加者が何名か俺の横を通り過ぎたのだが、休日のパーティーなので服装はデニムやスラックスなど色々だった。さすがにスーツはいなかった。俺は初参加ということもあり、少しカッチリ目の服装。
服装に悩む人は「婚活 服装」「お見合いパーティー 服装」とかでググるといろいろ画像が出てくるので参考になると思う。今回の俺の服装はALL UNIQLO。上下で1万円以下に抑えた。平日仕事終わりならスーツが無難かな。スーツ姿は3割増しで格好良く見えるとかいうし。
婚活パーティー開始5分前に俺の隣の女性が到着した。第一印象は上のルックス紹介の冒頭で書いたこと。この時、俺は初参加ということもあり結構緊張していたから、お喋りして緊張を解きたかったのだが、隣の女性(以下「小町さん」)はiPadを食い入るように見つめ、俺の話したいオーラをシャットアウト。ちょっと、俺の視線に気付いてよ…。
人生初めてのお見合いパーティー開始!!
1人目 2番 27歳 小町さん
俺の人生初めての婚活パーティーにして、初めてのトーク相手が小町さんだ。まんま小野小町で再生されるとそれは本人が可哀想。そこまで引き目鉤鼻(かぎばな)・下膨れではなくもう少し現代的な顔付きだ。まろ眉でもない。あくまでイメージが小野小町。
小町さんの自己PRには「初めてなので上手くお話しできないかもしれませんが」と書いてあったので、沈黙が支配したらどうしようと思っていたが、気まずい沈黙が流れることもなく楽しく会話が出来た。
特に相手の「趣味」の話題を振ってから距離が縮まった気がする。この後は小町さんが好きな映画作品の話をしてあっという間に制限時間の5分が来てしまった。5分は数字だけ見ると長く感じるが、あっという間に終わった。
2人目 4番 27歳 「ザ・普通」のHさん
今回は男性が6名の参加で、女性より1人多いので小町さんの後は一回休憩だった。
休憩後今日2人目の女性が4番の「ザ・普通」Hさん。あれ?3番は?と思われるかもしれない。俺も「4番のHです」って言われたとき「?」ってなったから。参加状況によって、スタート席を変えてなるだけ休憩回数を無くす配慮のようだ。
休憩中は小町さん以外のプロフィールを見ていたのだが、このHさんは事前にトークの組み立てをするのが難しい。というのも自己PRが「緊張してますがよろしくお願いします」の一行しか書いてなかったからだ。趣味欄に「旅行」ってあるから「旅行」あたりをネタにしようかな。
挨拶&自己紹介してすぐにHさんからの質問だったので少し驚いた
自己PR一行しか書いていないという判断ではやる気ないのかなと思ったが、しっかり受け答えしてくれたので安心した。
3人目 5番 30歳 シャックさん
3人目はアゴが特徴的な女性。シャクレ気味なのでシャックさん。個室に入るまでは気になっていたのがシャックさんだ。なぜならって?「看護師」だからに決まっているでしょう。男は「保育士」「看護師」「客室乗務員」には弱いもの。個人的には「薬剤師」も気になる。
個室に入ってからは多少興味が…シャクレてる…。でも内面が素晴らしいこともあるので。
初対面で、美人・可愛い人には決して言えない踏み込んだことがそれ以外の人には言える不思議。そして反感持たれずに笑ってくれる。これが初対面美人・可愛いで出来たらどんなに良いだろうと思う。
制限時間いっぱいシャックさんのダイビング話をしていた。5分だと一つの話をするのが限界だ。今回トークが2回で助かった。
4人目 3番 30歳 かーちゃんさん
お次はパワータイプ女性のかーちゃんさん。彼女は間違いなく良いお母さんになる!しかし、俺は彼女の人生は他の男に譲ろうと思う。人それぞれその人の好みのタイプはあるからね。
ふとかーちゃんさんのプロフィールを見ると、得意料理「筑前煮などの和食系」。イメージと寸分のズレもなくピッタリだ。割烹着を着て、システムキッチンではなく「台所」あわよくば「土間」に立って筑前煮を作ってる姿を想像してしまった。
かーちゃんさんが突進してきたら、相手チームの女の子はどうやって止めていたのだろうか。いや、もしかしたらゴーリーでゴールを守っていたのかも。それはそれでゴール決めれる自信ない。
5人目 1番 29歳 かおる姫さん
最後5人目は元女子バレー日本代表の「菅山かおる」に似ている女性。正直4人目まで俺は、なんか友達から聞いてた婚活パーティーと違う…と思っていた。マッチングアプリより婚活パーティーに来ている女性の方がレベル高いと思うし、ちゃんとしている。ただ、面食いの友達が「可愛い人多い」と言ったことに過剰に期待してしまっていたのだ。ただ、最後の個室に入ったとき、来た!と思った。笑顔が素敵な美人が迎えてくれたら嬉しいじゃないですか。
あれ、この人なんか面白いかも。
この一連のやり取りで俺はこの人にしようと決めた。美人なのにいろいろ持ってるネタが面白いなんて珍しい存在だ。まぁ決め手は「美人」だけどね。
スタートの席に戻り、2回目のトークタイムとなった。
1回目のトークタイムは仕事の話をほとんどしていなかったので、2回目は全員仕事の話がメインとなった。2回目のトークタイムは3分間だったが、仕事の話題はそのくらいでちょうど良かった。趣味の話をして仕事の話もして、かなり満足のいくトークタイムになった。
いいなアピールタイム
スタートの席に戻ってきた。
小町さんを見ると結構疲れてる感じ。そりゃ初参加でなおかつ12回(6人×2回)話したら疲れるに決まってる。俺も初参加だが、初対面で話すのはマッチングアプリと営業である程度慣れている。マッチングアプリで今までに対峙した猛者たちに比べれば、今回の婚活パーティーの女性たちはまるで天使だ。
席に着くとすぐにいいなアピールタイムだ。自分が気に入った女性を3人まで選ぶと、相手にその好意が届くというもの。小学生の時の「あいつお前のこと好きって言ってたよ」的なものか。少し照れくさくもある。
タブレットの「いいな」をタップすると、本日参加の女性の番号と名前が出てきた。二人は迷わず選んだ。1番のかおる姫さんと、2番の小町さんだ。
だが、残り一人が選べない。かーちゃんさんは…申し訳ない!そうなると、ザ・普通のHさんとシャックさん…本音としてはどっちでもいい。ということで最後の一人はHさんにした。そして送信。
スタッフ「お選びいただけましたら、送信をタップして下さい。3名選ばなくても送信をタップお願い致します」
あ、無理に選ばなくても良かったのか。
だんだん緊張してきた。誰からもいいなもらえなかったらどうしよう…
いよいよカップリングタイム!
スタッフ「それではカップル希望をタップして下さい。ご自身の『いいな』は左側に、相手様からの『いいな』は右側に表示されております」
恐る恐るカップル希望をタップし、画面が変わると…
1番かおる姫さん、2番小町さんからいいなが来た!シャックさん、かーちゃんさんからもいいなが来た。結果的に俺は5名中4名の女性からいいなをもらった。
モテモテになった気を起させる画面だ。
今回のカップル希望で選べるのは3人まで。第一希望は迷わず1番かおる姫さん、第二希望は小町さんを選んで送信をタップ。第三希望を選ばなかったのは、カップリングしてもちょっと…という思いと、どちらかと絶対カップリング出来るだろうという謎の自信から。
送信をタップした後に、大丈夫かな…という不安に襲われたりする。
「おめでとうございます!1番 かおる姫さんとカップリング成立しました!」
よし!自分の第一希望の女性とカップリング成功!何だろう、この嬉しさと照れくささは。小町さんにはちょっと申し訳ない気持ちが。いいなアピールタイムまでは両想いだったのに、最後の最後で裏切った感じ。小町さん、素敵な出会いがあることを祈ってます。
スタッフ「それでは以上で会を終了させていただきます。先に男性の方から退出して頂き、カップルになられた男性様は一階エレベーターホールにてお相手の女性様をお待ち下さい」
一階に降りる際、今回参加した男性全員が同じエレベーターに乗ったのだが、見た感じの感想としては、普通!捉えどこのない人たち。特段変な人や、奇抜な格好をした人は見当たらなかった。エレベーターホールに降りると、5人はそのまま外に出て駅の方へ。あ、今回俺だけがカップリングしたんだ。ちょっと優越感。
かおる姫さんとデートした!
一階で待っているとかおる姫さんが降りてきた。
会場近くのデパートレストラン街のお店に行った。お店決められないので決めて下さいと言われたので、一瞬でじゃあここ!と。お洒落とは程遠い定食メインのお店。その場で食事する店を決める場合は顔色うかがわずずに自信持って選んだ方が良いと思う。よほど汚いとかじゃない限り評価がガタ落ちすることはないと思われる。
食事の時はお互いの仕事のことを話していた。
かおる姫さんは筋金入りのペーパードライバーだったのに、就職で営業に配属され営業車を与えられ、連日連夜先輩や営業所長付きっきりで運転の特訓した話や、ネズミ捕りで、スピード違反の切符を切られ違反者講習受けた話等(笑)。婚活パーティーの時より面白い話をしていた。
食事の後は、お互いの恋愛話で盛り上がっていた。かおる姫さん、男見る目ない。
人生で初めて婚活パーティーに出たが、自分の今までのイメージと現実が全然違った。美人が参加しているし、まともな人しかいないしと。PARTY☆PARTYは俺の中で好印象。まだ婚活パーティー行ったことない人がいたら、俺は自信持って薦めることが出来る。婚活パーティーで出会い増やす方が確実だ。