CA美女とイイ感じに?!@パーティーパーティー恵比寿
元ハゲの婚活パーティー体験談【第2回】
PartyPartyのお嬢様の風格を漂わせるハイスペック女性と、外資系会社勤務(妄想)の強引な男性に囲まれ、パーティー始まる前に気圧され気味。本番はどうなるか。(前編はこちら)
>>今回参加中の婚活パーティーはココ
パーティー開始。ハイスペックから芸能人まで多種多様
一番目 ハイスペお嬢 32歳
本日トップバッターはいきなり強打者を迎えた感じです。神戸出身の年収700万ハイスペック女性。お嬢様感が全身から放たれています。甘い球投げようものならスパコーンと外野の頭越えるか、そのままスタンドインされる危険さえあるそんな雰囲気です。
一瞬「あれ?今日参加したのってハイステータス限定の婚活パーティーだったっけな?」と自分を疑いましたが、大丈夫でした。
パーティー始まる前に少し会話しましたが、改めてお互いに自己紹介。だいたいの情報は頭に入っているので、まずは個人的な興味で質問。ハイスペお嬢の職業は研究職、話題のリケジョ。俺の友人含め周囲の人間で研究職に就いている人は一人もいないのでどんなジャンルの研究なのか。返ってきた答えは食品の基礎研究をしているとのこと。
食品の基礎研究??イメージが湧かない…食品だと、いろいろ料理して、新製品を開発するってイメージだが、その基礎研究とは…?いろいろ考え、出した答えは、よし、この質問は掘り下げないようにして次行こう。俺多少分かります風を装って掘り下げて返り討ちに遭うくらいならスルーです。
白衣着て仕事しているのかとか表面的なことを聞き、この話題はソフトランディング成功。ちなみにお嬢は白衣ではなく作業着で仕事している模様。この雰囲気で作業着、見てみたくもある。
話題を変え、次は趣味の海外旅行の話へ。さすがはハイスペお嬢、期待した答えが返ってきました。
「リゾート地が好きなんですよ」
もうイメージにピッタリです。最近行った海外リゾートの話や、今まで行ったことのある旅先、聞けば聞くほど住んでる世界が違う!仕舞には、乗馬をしていた、とまでぶっこんできました。乗馬!?俺小さいころ牧場でポニー乗ったことあるよ。きっとそんなレベルじゃないよね。俺の目の前にいるのは貴族かな?
ここまで住む世界が違うと共通点を見つけるのが難しいです。むしろない。ただ、これだけ間逆だと新しい世界に触れたようで気まずいよりも面白いとなりました。係の人の「時間です、移動を始めてください」の声に、荷物をまとめ次へ。ハイスペお嬢、君の世界にバシッとはまる人が出てくることを祈ってるよ、Good luck。
二番目 女性の数が少なくて休み
お、いきなり休みか。初回で少し乱れた精神を鎮めるにはありがたい休憩です。今回のパーティーは男性の方が三人多いので、三回このような休憩タイムがあります。係の人が丁寧に事情説明してくれました。いえいえこちらこそありがとう、貴重な休みになってるよ。
休憩中、周りのライバル達が話す内容を聞いていました。かなり勉強になりますね。おそらく趣味のドライブの話から車所持、その車種をサラリとアピールしたり、また他の人は犬派・猫派で切り込んでいったり。犬・猫質問は使えるな、今日いきなり使うと丸かぶりになるから次回使わせてもらおう。
趣味の話をするとなるとオタクの人は不利に感じるかもしれないですが、ちゃんとオタク向けの婚活パーティー「オタコン」というものもあるのでパーティーパーティーはさすがですね。
三番目 Oさん 32歳
この方、今回参加しているバツイチさん二名のうちの一人でした。挨拶してブースに入ると、あら、全然バツイチに見えない。むしろ30代に見えない。俺の中では好印象でした。
お互い自己紹介し、会話スタート。しかし、話始めるとだんだんと雰囲気が気まずくなってきました。トークのリズムが合わない。Oさんから積極的に質問してきてくれたのですが、質問→返答→沈黙。質問→返答→沈黙。話が膨らみません。俺の力量不足もあります…。沈黙を避けるためこちらから話始めると相手の話すタイミングと被ったりとなかなか噛み合いません。
そんな中、事前情報でOさんが「歴史好き」と掴んでいました。同じく歴史好きの俺としては是非とも聞いてみたかった話題です。気まずい雰囲気を打破するためにもこの話題は振らねば。
俺「歴史好きなんですか、僕も歴史大好きなんです。どのあたりの歴史が好きですか?」
Oさん「日本史です、戦国時代なんかが」
はい、もう最高です。こういう人を待っていました。俺は「信長の野望」を毎シリーズやるほど戦国好き(日本列島半分くらい制覇するとヌルゲーになるので最後までやってませんが)。千葉出身となっているので「里見義堯(さとみよしたか)」とか出てくるのかなとワクワクしていました。
Oさん「織田信長とか好きです」
うんうん、あのカリスマ性は魅力的だよね。他好きな大名・武将を聞くと、「まだ他知らなくて…」。ん!?いやいやOさん…織田信長、たぶん日本全国9割くらいが知ってるよ。もっとほら他に…家康でも今の大河の真田でも…。まだ勉強始めたばかりなんだね、ごめんね、勝手に期待して聞いちゃって。
そうです、「盛る」までいかなくても、自己PRに何でもかんでも書き込むとこういった事態になる可能性があるので、ある程度深くまで話せる話題を載せるのが良いかもしれません。表面的で終わると、期待する分ガッカリ度が大きいです。
四番目 Kさん 31歳
ブースに入って挨拶し、お互い自己紹介しました。これはもうテンプレ行動です。自己紹介終わるなり、Kさんホッとした表情で
Kさん「あ、同い年なんですね」
あ、本当だ、プロフィール見ると同い年です。たかだか歳が同じという共通点だけでも会話が盛り上がるきっかけになります。
同い年と分かってから緊張が和らぎ、リラックスして会話しました。このKさん、某大手航空会社に勤めているのです。しかも男性憧れのCA(キャビンアテンダント)さんです。
飛行機の社員割引がえげつない!海外・国内旅行で飛行機よく使う人がいたら発狂するレベルです(ここでは書けませんが)。仕事の話から、終わりの方は出身地全然違うのに何故か高校時代の話で盛り上がっていました。
いつの間にか移動時間になったので、迷わず連絡先カードを渡しました。(思い出しました!「キューピッドカード」です)Kさんからもキューピッドカードを貰いました。前回はこういったことで舞い上がってしまったので、今回はそのことを思い出し平静をキープです。
五番目 Iさん 27歳
この方もOさんと同じくバツイチの方。挨拶の第一印象は柔らかくて、笑顔が素敵な人でした。顔も整っていて、再婚ということを考慮しても全然悪くないです。いや、良い。
Iさん、自己紹介に「運動好き」となっていたのでどんなスポーツするのか、ランニングかなと思って聞いてみると、返ってきたのは予想外の「スカッシュ」。室内でやる壁打ちテニスみたいなスポーツです。ジム行くとスカッシュ運営しているところもありますよね。その柔らかい雰囲気であんなに激しいスポーツやるのかと、そのギャップが魅力的に見えました。
結構聞き上手で気持ち良く会話していました。ふと、Iさん何歳だっけ?プロフィールに目を落とすと27歳。年下?ごめんIさん、2,3歳上かと思ってた。そうなると、離婚で凄く苦労したのかなとか下衆な勘繰りをしていました。もしカップリングしたら失礼のないようやんわり聞いてみたい。
六番目 休み
ここでまた休憩です。個人的には絶妙のタイミングでのお休みです。また係の人が事情説明。お気遣いありがとう。どうぞお気になさらず。休みたかったです。
外資系さん久々登場。相変わらず良く通る大きな声で会話しております。一方的に。女性からは相槌と短い返答しか聞こえません。ここで今回の戦略を確認、あくまで「普通」に。後が普通じゃない故、普通であるだけで印象良いはず。
七番目 バンプさん 30歳
自己PRにBUMP OF CHICKENのファンと熱く書いていたのでバンプさんと命名。歯列矯正がキュートでいいです。
バンプさん、歯列矯正を気にしているせいか歯を見せるのを隠すような笑顔をしていました。バンプちゃん、俺も矯正していたから分かるよその気持ち。矯正の器具見えるの何か恥ずかしいんだよね。それに、気を抜くと唾めっちゃ飛ぶし。でももっとニカっと笑って大丈夫だよ、唾飛びとか全然気にしないから。と心の中で伝えていました。今振り返ると、俺との会話が詰まらなかったんでしょうね。
八番目 先生 28歳
次は、今回わざわざ千葉から参加してくれた先生。自己紹介して顔見た瞬間、いたいた!こういう先生いたわ〜3、4年生あたりを担当してた先生にいたわ〜。いかにも小学校の先生といった雰囲気で懐かしさを感じました。
先生、登山やトレッキングに興味があるようで、富士登山の話や屋久島の話なんかを興味津々に質問してきました。さすがに走行距離160km超の富士山一周ウルトラトレイルには引いていましたが。会話の途中から気になることが、先生は「なるほど」の相槌を結構使っていました。あれ、なんかこの雰囲気、昔先生と個人面談やった時の雰囲気と同じだぞ。学生が先生から日頃の学校生活を色々聞かれている感じになっていました。先生、俺、もっとあなたのことが知りたいんだが…。
最後 アジアン隅田さん 27歳
先生の次は休みだったので、そこまで疲れることなく最終の人になりました。
ブースに入って挨拶するとそこには…
「…アジアンの隅田さん!?」
ビックリしました。アジアンの隅田さんそっくりで。自己紹介し、名前聞いたはずなのに全く覚えていません。それぐらいの衝撃でした。
会話を盛り上げるには相手が隅田さんである以上、こちらは馬場園さんにならなければいけません。俺は馬場園、俺は馬場園と暗示をかけさあ漫才スタートです。
隅田さん中部地方出身で現在一人暮らしのこと。お互いの一人暮らしの話題や今住んでる沿線の話で軽快なトークを展開しました。こちらも馬場園になっているので会話のリズムも噛み合い、隅田さん明るい人だったので俺の中では印象良かったです。見た目は若い隅田さんですけどね。
今日の成果は如何に。いいなアピールタイム
自分の席に戻ると、ハイスペお嬢が「お帰りなさい」と声掛けてくれました。その顔を見ると、結構不満そう。引き攣り気味。「戻りました〜、キューピッドカードどうしました?渡しました?」と表情から分かっているのに聞く俺。「どうしても欲しいと言われ、一枚あげました」とヤレヤレ感満載の返答。ま、ハイスペお嬢、人生こういう日もあるさ。ちなみにカード要求したのは外資系さんかな。
係の人からiPadの「いいな」ボタンを押して、その後、画面に今日出席の方の名前が出るので、いいなと思った方三名を選んでくださいと説明がありました。前回と全く同じです。今回はいたって平静なので、いいなボタンをタッチし女性の名前を出しました。自分の中で二人は決まっていました。同い年のKさんと、バツイチのIさんです。
離婚歴ありとか気にならなかったですね、むしろ興味が湧いたくらい。残り一枠が悩みました。先選んだ二人がツートップだったので、第三枠を考えていませんでした。個人的にハイスペお嬢か隅田さん…。最終的にハイスペお嬢を選びました。はい今非難の声が聞こえます。だって本当に隅田さんなんですもん。
とうとう集計結果の発表です。これは二回目でも緊張します。出てきた結果は…
Kさん、Iさんから「いいな」が来ている!
隅田さんからも「いいな」が!
自分にいいなが来ているとホッとします。それも今回は俺が「いいな」押すと決めていた二人から来ていたので嬉しさもあります。しかし、ここで油断は禁物です。前回はこの後思いっきり鼻折られた感じでしたから。
ハイスペお嬢、ごめんね、横の人にいいな押されると気まずいでしょ。俺は君から押されることはないと思ってたから全然気まずくないけどね。
隅田さんやっぱりいいな押してくれたか、俺馬場園になりきっていたからやりやすかったでしょ。
ライバル多しの第一希望女性とカップリング出来るか!?
二回目になるともう慣れたものです。カップリングボタンを押し、出てきた名前一覧から希望の人を押しました。第一希望は同い年Kさん、第二希望はバツイチのIさん。何故この順番になったかというと、すみません、やはり初婚の方優先させて下さい。
はい、再度非難の声が聞こえます。今回も被いいね数が多い人の名前の横に「ライバル多し」の表示が出ていました。ハイスペお嬢とKさんです。ライバル多しの人を第一希望にしないと、カップリング成立し辛いかなとの考えもありました。
逆バージョンも出現しました、「ライバル少ない」との表示です。この表示が付いていたのが、バツイチのお二方でした。ちょw男たちヒドイwwとツッコミながら第三希望にハイスペお嬢を選びました。もうここまで来るとネタ化しています。
待ちに待ったカップリング結果発表
正直この時自信がありました。ただ、見るまでは分かりません
結果は…
第一希望のKさんの名前です!
心の中でガッツポーズ。前回はここでどんでん返しを食らったので嬉しさ倍増です。先ほどから外資系さんの声が全く聞こえてきません。これは厳しい現実を突きつけられたのかな。
パーティー終了です。前回は男性が先に会場を後にしエントランスでカップリング女性を待ちましたが、今回は女性が先に出て、建物下でカップリング相手と合流する形でした。これは会場によって異なるのかもしれませんね。
女性たちが会場を後にし、男性たちが帰り支度をしていると、はいやってきました、外資系さん。係の人に何やら食って掛かり気味です。声がデカイので聞いていると、決して安くないお金払ったのに、参加している女性が少なかったのでカップリングしなかった、と。もう複数回参加しているのにカップリングしたことない、など。いやいや外資系さん、それがあなたが女性に受け入れられない理由だよ。もっと自分を見つめましょう、そして声のデカさも見つめ直しましょう。
係の人の案内でブースを出た時、初めて外資系さんを見ました。
!?外資系じゃない!!想像とかけ離れ過ぎてる!!!
あ、あ〜…その外見でその内面…俺が女性だったら、ごめん、なし。
>>人気女性とカップル成立した婚活パーティー
パーティー後〜エピローグ〜
一階に下りるとKさんが待ってくれていました。今日はありがとうございます、とまず伝え、この後何か予定ありますか、と聞くと二時間後くらいに友達と会う予定とのこと。それまで少しお茶でもしませんか、と誘うと快諾してくれました。
スタバとかだと少し味気ないので、「ここから少し歩いたところに気になるお店があるんですが、一人や男友達だと入りづらい店で…ちょっと付き合ってくれますか?」と言うとKさんも乗ってきてくれました。
正直言うと、前々から気になっていた店ではなく、会場まで向かう電車の中で調べた即興の気になる店です。はい、嘘も方便です。せっかくカップリングしたのにその後の行動がシドロモドロで評価を落としたくなかったからです。だってチキンですから。
Kさん、即興気になる店を結構気に入ってくれました。お店ギャンブルにならないように女性の口コミ中心に調べて良かった。この良い雰囲気に便乗して、次回食事する約束をしました。次に繋げることが出来て一安心です。
二回目のパーティーで初めて第一希望の方とカップリング成功し、上々の結果となりました。周りの環境(外資系さんとか)に助けられた運要素が強いですが。これに慢心し、驕り高ぶらないように次回も臨みたいと思います。
「古人曰く、勝って兜(かぶと)の緒を締めよ、と」
>>婚活パーティー開催スケジュール
元ハゲ男の婚活パーティー体験談目次
>>元ハゲ男がカップル率100%を記録した婚活パーティー